植物油は、本当に悪者なのでしょうか?

アロマオイルの写真

最近、「植物油は酸化するから身体によくない」「炎症の原因になる」といった言葉を、よく目にするようになりました。

食生活を見直し、それによって身体が楽になった方がいることを、私は否定するつもりはありません。

ただ、その話がいつの間にか広がり、食用の油だけでなく、肌に使う植物油まで、すべてが恐ろしいもののように語られていることに、少し胸を痛めています。

私は植物オイルを美容に取り入れて、15年以上になります。

これまで、さまざまな植物油に触れ、お客様の肌や身体と向き合ってきました。

だからこそ、植物油をひとつの側面だけで「悪いもの」と決めてしまうことには、違和感があるのです。

何事にも、陰と陽がある

植物油に酸化という側面があるのは事実です。

種類によって酸化のしやすさは異なりますし、保存状態や鮮度、使い方も大切です。肌の状態や体質によって、合うものと合わないものもあります。

でも、それは植物油だけに限ったことではありません。

どんなものにも、陰と陽があります。

ある人には心地よいものが、別の人には合わないこともある。
適量なら助けになるものが、使いすぎれば負担になることもある。

一部分だけを切り取って「だから、すべて悪い」としてしまうと、そのものが本来持っている豊かさまで見えなくなってしまいます。

私は、植物油はどれも素晴らしいと思っています

アルガン、ホホバ、椿、オリーブ、セサミ、ひまし油、バオバブ。

植物油は、原料となる植物によって、手触りも香りも性質も異なります。

さらりと肌になじむもの。
乾燥した肌を包み込むもの。
マッサージに向いているもの。
年齢を重ねた肌に使いやすいもの。

どれが優れていて、どれが劣っているということではありません。

一つひとつの植物油に、その植物が生きてきた土地と歴史があり、それぞれに違う個性があります。

私は、植物油はどれも素晴らしいものだと思っています。

ただし、「素晴らしい」ということと、「いつでも誰にでも同じように合う」ということは別です。

だからこそ、植物油を知ることが大切なのです。

食べる油と、肌に使う油は分けて考えたい

食生活の中で摂取する植物油についての話と、美容のために肌へ使用する植物油の話は、同じ「油」であっても、いったん分けて考える必要があります。

肌に使用する場合も、植物油の種類だけでなく、製造方法や鮮度、保存方法、使用量、そして使う人の肌の状態によって、感じ方は変わります。

大切なのは、「植物油だから怖い」「自然のものだから絶対に安心」と、どちらか一方に決めつけることではありません。

知って、選んで、丁寧に使う。

それが、植物の恵みと心地よく付き合っていく方法だと、私は考えています。

植物油は、種の数だけある

「植物油は、種の数だけある素晴らしいもの。タネは生命力の源」

これは、私がずっと大切にしてきた言葉です。

小さな種の中には、次の世代へ命をつなぎ、新しい芽を育てるためのものが蓄えられています。

その植物の個性を知り、今の自分の肌に合うものを選ぶ。

植物油を恐れるのではなく、その違いを楽しみながら、自分の肌と対話してみる。

私はこれからも、植物オイルを愛する美容家として、その奥深さと豊かさを伝えていきたいと思っています。

リズムーンでは、その日の肌や身体の状態に合わせて植物油を選び、施術に使用しています。

「自分にはどんなオイルが合うの?」と思ったら、どうぞ気軽にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

リズミカルボディ®セラピスト / オイル美容家
AEAJ アロマテラピーアドバイザー
顔タイプアドバイザー1級
第8回ミセス日本グランプリ ファイナリスト

2015年に東京・小平市花小金井でリラクゼーションサロン「Rythmoon(リズムーン)」を開業。オーガニック精油と植物オイルの専門知識を活かし、お客様に合わせて調合するオーダーメイド施術を提供している。リズミカルボディ®やアロマ資格を基盤に幅広い美容知識を磨き、これまで多くの施術を担当。「深く癒される」「自分に戻れる時間」などのお声をいただき、口コミをきっかけに遠方から来られるお客様も増えている。